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学生時代

学生生活

学生時代は地元の家電量販店でアルバイトをしていました。仕事内容は、レジ打ち・品出し・商品説明などで、冷蔵庫や洗濯機の配送を手伝うこともありました。さまざまな年代のお客さまや従業員と関わることが多く、とても良い経験でした。

就職活動

小さな頃から工作やモノづくりが好きだったので、製造業を中心に探していました。また、賃金や休日などの労働条件がしっかりしていて、職場の雰囲気の良い企業で働きたいと思っていました。何社か職場見学をしてもなかなか心を惹かれる企業に出会えず、進路指導の先生に相談したところ、「先輩が活躍しているから、一度見学に行ってごらん」と白河日東工器を勧められました。当時はどのような製品を作っているのかも知りませんでしたが、興味を持ちました。

入社動機

職場見学に行ってみて、それまで自分が見学した工場とは一味違ったのを覚えています。従業員の皆さんが真剣にモノづくりに取り組みながらも、「こんにちは！」と温かく挨拶を返してくれて、生き生きとして見えました。皆さんがさまざまな機械をテキパキと操作する姿や元気に働く姿を見て、「この会社で働きたい」と思うようになりました。

仕事について

新人時代

入社当時はNC旋盤などの機械に触ったことはなく、図面を読むのも、測定器を使うのも、すべてゼロからのスタートでした。最初はひたすら覚えることが多く大変でしたが、しっかり教育してくださった先輩方に感謝しています。
また、機械加工のことを基礎から学ぶ「NCスクール」を2日間受講する機会がありました。そのときのメモは10年以上経った今でも手元にあり、たまに見返すことがあります。自分にとってはまさに原点だったと思っています。

仕事内容

NC旋盤のオペレーターとして電動ドライバ（デルボ）の部品加工をしており、多いときには1人で10台の機械を操作しています。最近では、新たな部品の試作を1から任されるようになりました。新入社員の頃、先輩が図面を見ながら機械のプログラムをスムーズに行っている姿を見て「あんな風になりたい」と感じていました。今の自分はあのときの先輩に少し近づけたかな、と嬉しく思っています。

職場環境

職場の雰囲気は明るくて活気があります。困っている時には周りからの協力やサポートもあり、安心して働ける職場環境だと思います。プライベートな相談もしやすく、親身に聞いてくれ、とても感謝しています。休憩中は、先輩方や後輩達とおどけた会話で笑い合い盛り上がっています。

ある一日のスケジュール

(就業時間　8:30～17:25)

08:10: 出社
08:30: 加工進捗と設備の状況確認
09:00: NC旋盤の段取り（1回目）
11:00: NC旋盤の段取り（2回目）
12:00: 昼食
12:45: NC旋盤の段取り（3回目）
16:30: 加工の進捗報告、機械のメンテナンス
17:25: 退社

エピソード

・成功談
NC旋盤の段取りについて、初めて一人で図面通りに部品を加工できたときの感動は、今でも記憶に残っています。先輩にサポートしてもらいながらでしたが、「できた！」という達成感でいっぱいになりました。

・失敗談
段取りに少し慣れた頃に、刃物を間違ってセッティングし、機械にぶつけてしまったことがありました。自分では確認したつもりだったのに…と落ち込みましたが、この経験をもとに、どんな作業においても手順を一つひとつ確認しながら進めるようにしています。

今後の目標

最近は後輩を指導する機会も増えました。後輩を見ていると、ゼロから頑張っていた昔の自分を思い出して、「あの時の達成感を味わって欲しい」と感じることがあります。また、自分の失敗談や経験談は包み隠さず語り続けたいと思っています。自分と同じミスはしないように教育していくことで、職場全体のレベルアップに貢献したいです。

メッセージ

入社当時は機械加工の知識や技術はゼロでしたが、今では雰囲気の良い職場で成長しながら働くことができています。振り返ると、自分の選択は正しかったと感じています。「普通科だから」「工業系じゃないから」などと決めつけず、まず一歩を踏み出したことで今の自分があります。皆さんも、まずはチャレンジすることを大切に頑張ってください。

※ 所属部署は撮影当時のものです

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