新しい「省力・省人化」
製品を世の中に
開発・設計(機械工具)
工学部機械工学科出身 2021年入社
新しい「省力・省人化」
製品を世の中に
開発・設計(機械工具)
工学部機械工学科出身 2021年入社
体を動かすことが好きで、大学時代は引越しや倉庫仕分のバイトをしていました。
重量のある物をひたすら運搬していく仕事内容で、肉体的、精神的に辛い部分が大半でした。しかし、仕事を効率的に進め、予定より早く完了させた時は気持ちが良く、夢中で楽しむようになりました。きつくても、自分なりの楽しみを見つけ、継続できたことは今後の人生に役立つ良い経験になったと考えています。
大学では機械工学科に在籍し、漠然と将来はメーカーの開発設計職に就きたいと考えていました。当時は具体的に「この製品」「この企業」というところまでは絞っていませんでした。就職活動中はさまざまな企業を知る機会があり、迷うこともあるかと思います。そんな時は、あえて直感を信じてみることも大切ではないかと思います。
私が就職活動をしていた時はコロナ禍で、オンラインでの採用面接が一般的でした。そのような状況の中、日東工器は対面形式での面接を実施していた点で、他の企業よりも印象に残っていました。また、「モノづくりを支える製品」のメーカーを希望していたので、「省力・省人化」をテーマとする製品を開発している日東工器に興味を持っていました。最終的には直感で入社を決めました。
入社前から興味を持っていた部門の配属となり、既存製品の設計変更や、新製品の試作品の図面をひたすら描いていました。印象に残っているのは、1年目の年末に、先輩と生産工場へ出張に行ったことです。この時初めて自社製品の製造現場を目にし、作業をさせてもらい、現場の雰囲気を知ることができました。
主に既存製品の設計変更や新製品の開発・設計をしています。特に難しいと感じることは、「加工可能」な図面を描くことです。製図は大学で学んでいたので、図面を描くことはできます。しかし、実際に図面通りに部品を製造するには、製造工程目線を考えた上で図面を描く必要があります。このような実践的な機械設計については参考資料や、既存製品の図面を見ながら、日々勉強をしています。
アットホームな雰囲気を持ちつつも、オン・オフの切替えがしっかりした環境です。
私自身がまだ半人前ということもあり、分からないところはしっかりと指導してもらえるので、自身がより成長できる良い環境だと思います。
・成功談
新製品を試作した際に形状を一部変更したところ、他部署から「すごく使いやすくなった」と言われたことが印象に残っています。試作品で変更自体は微々たるものでしたが、より良いものへ改良できた喜びを感じることができました。
・失敗談
試作機の納品が、予定よりも遅れてしまったことがあります。スケジュールの認識が甘かったと反省しています。今後は同様のことが起こらぬよう、日程表などを用いて重点的に確認をし、早め早めの行動を心掛けていきたいです。
開発をしているからには、まだ世にないものを作りたい思いが強くあります。特に「省力・省人化」を実現できる製品を世に送り出し、お客様のニーズに応えていきたいです。まだ知識と経験が足りないので、多くのことを学び、経験し、自他共に認める一人前の開発・設計者となりたいと考えています。
就職活動を進めていく中で、上手くいかないことや悩むことがたくさんあると思います。それも、これまでの人生や将来のことについて自分と向き合う貴重な時間になるので、ぜひ1つ1つを大切にしてください。体調に気を付けて、就職活動を全力で最後まで頑張ってください。
※ 所属部署は撮影当時のものです