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2005年10月26日

低価格・超小型の液体・気体兼用ポンプ 圧電振動素子が1枚の新シリーズ 日東工器が11月中旬から発売

日東工器(社長 鈴川準二)は最大でも毎分36ミリリットルという微少量の液体搬送に使用できる低価格の超小型ポンプ「ユニモルポンプ」(商品名)を開発、11月中旬から発売します。

同ポンプは圧電振動素子の屈曲・屈伸作動をポンプの直接駆動源として利用する非常にシンプルな構造。他の機械式ポンプのようなモーターや駆動軸は一切不要で、一般の100ボルト電源で使えるため、各種機械・装置の組み込み用として幅広い用途をもっています。

日東工器では同様の機能をもつポンプとして従来からの「バイモルポンプ」(商品名)の機構や生産工程などの見直しで低価格化を実現。家庭用燃料電池の冷却水循環、医療機器・分析機器の液体・気体輸送用としての需要の伸長を期待し、当面、年間1万台の販売を見込んでいます。標準価格は適用流体による素材の違いなどによって1台6千円~1万5千円と、「バイモルポンプ」の約半額になっています。

日東工器が現在販売している超小型ポンプ「バイモルポンプ」シリーズ品は、基本部材の圧電素子を2枚使用しています。同ポンプのユーザーからは一層の省スペース・軽量化とともに低価格化の要望が強く、これに対応するため圧電素子の接液部などの周辺材や本体機構を全面的に見直し、圧電素子を1枚使いにした新設計構造の「ユニモルポンプ」を開発したものです。

 

主な用途は

液体ポンプとして――

液体燃料電池の冷却水循環、理・美容機器スチーム発生器の水供給、医療・分析機器の液体輸送、プリンタノズル洗浄用など。

気体ポンプとして――

イオン生成器・ガス検知器・ガス分析機器などの気体吸引・排出用。

 

特徴は――

Unimor Pump.jpg

  1. 価格は従来の「バイモルポンプ」にくらべ、約半額
  2. 本体重量は13グラムで「バイモルポンプ」最小型の2分の1、厚みは3分の2となり、各種機械・装置の狭い箇所への組み付けが可能
  3. 圧電素子を直接駆動源としているため、消費電力が少なく、電磁ノイズが発生しないうえ、長寿命・低作動音
  4. 流量や吐出圧の調整は電圧または周波数の変更で簡単にできる
  5. 使用可能な流体は水、アルコール、苛性ソーダ、塩酸などの液体と空気、各種ガスなどと幅広い
  6. スタート時でも呼び水が不要で、液体に気体が混入しても問題なく吸引・吐出できる

――など。

 

「ユニモルポンプ」の仕様

定格電圧 AC100V

定格周波数

50/60Hz兼用

消費電力

0.1W

自吸力

3kPa

最大吐出圧

15kPa

最大吐出流量

36mL/min (60Hz運転時)

作動音

14dB(A) at 1m (空気にて運転時)

定格時間

連続

使用環境

温度 5~40℃、湿度 35~85%

外形寸法

35.5(L)×35.5(W)×14(H) mm (ノズル部除く)

本体重量

13g

 

以上