2001年10月22日
日東工器はドアクローザ (自動閉扉装置) の新製品として、水平式の引き戸クローザ「スライディングクローザ NSCシリーズ」を完成。建築機器販売部(東京都荒川区西日暮里2-40-3、電話03-5850-5781)が11月から本格販売に乗り出します。
この「スライディングクローザ」は、独特の「引き込みバネ」と流体摩擦抵抗方式の「閉じ速度制御装置」、さらに強化樹脂製の戸車、アルミ製レールなどを採 用して開発したもの。引き戸を小さい力で軽く開くことができ、閉じる際は自動的に好みのスピードで確実・安全に閉められるのが最大の特徴で、このため病 院・医療センター、老人ホームなどに向け積極的に売り込みを図ります。
「NSCシリーズ」は引き戸の幅・重量、レール長さなどの違いによって合計24機種を揃えており、標準価格は1セット3万9000円~4万6800円。月間500セットの販売を見込んでいます。
ドアクローザは大きくは、開き戸(スウィングドア)用と引き戸(スライディングドア)用の2種類がありますが、最近は室内・廊下、階段部分などのデッドス ペースの解消と安全性・バリアフリーの観点から引き戸が見直されており、一般住宅や小規模ビル、さらに医療施設・老人ホームなどでは引き戸(スライディン グドア)用のクローザの需要が増えています。
日東工器では、すでに開き戸用の中心吊り型・丁番型など各種クローザと併わせ、引き戸用としても扉の自重で自動的に閉められる傾斜式クローザ(DSCシ リーズ)を販売していますが、最近のニーズに応えて新しく今回の「水平式」引き戸クローザを開発、品揃えを拡充したものです。
「水平式スライディングクローザ」は引き戸(扉)の重さが10~80㎏、扉幅は700~1600㎜、レール長さは2200㎜~3400㎜の範囲でシリーズ化。静かに閉める制動時間(スピード)は8~15秒と好みで自由に選択できる方式になっています。
「水平式スライディングクローザ」の特徴は